ルアーロッド落とし込みのやり方を詳しく解説

こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!

先日、ルアーロッドの落とし込み釣りの釣行記を書きましたが、今回は仕掛けや釣り方をご紹介します。

シンプルな仕掛けですが細かなポイントがいくつかありますよ!

落とし込み釣りとは

防波堤の壁際に沿ってエサを落とし込んでいくのが落とし込み釣り。

落とし込み釣りといっても実は3種類の釣り方に分かれます。

目印でアタリを取るのが「落とし込み」、糸でアタリを取るのが「ヘチ釣り」、少し沖の根に落とし込むのが「前撃ち釣り」と呼ばれています。

この三つの釣りの総称が落とし込み釣りです。

2~5mの専用の竿にタイコリールと呼ばれる専用のリールを付けるのが伝統的なスタイル。

糸はナイロン2号前後にフロロカーボンの1.5号のハリスを付けるのが基本ですが、ときにはPEラインを使用したりフロロカーボンの通しで釣りをする人もいます。

落とし込みのロッド選び

ルアーロッドで楽しむ場合、おすすめの竿はシーバスロッド・エギングロッド・メバルロッド・長めのバスロッドがおすすめ。

長さは7~9フィートの間が使いやすい長さですが、できれば長いほうが有利です。

エリアトラウトロッドのような柔らかすぎるロッドは、クロダイの強烈な引きを受け止めることができない可能性があるので、あまりおすすめはできません。

落とし込みのリール選び

ルアーロッド落とし込みの場合、使いやすいのはスピニングリールです。

サイズは2500番前後が使いやすいサイズ。

PEラインの0.6~1.2号が巻けるリールで、普段ルアー釣りを楽しんでいるタックルそのままでOKです。

糸選び

糸は上でも言った様にPEラインの0.6~1.2号のルアーで使っている糸でOK。

しかし、ハリス(リーダー)は1.5号前後がおすすめ。

ルアーで使うような3号や4号のハリスを結んでしまうと、クロダイの食いが極端に落ちてしまうからです。

仕掛けの全貌

落とし込みの仕掛けがこれ。

針に直接オモリを付ける仕掛けで、落とし込み釣り独特の仕掛けです。

オモリはカニを使う場合はガン玉を使用しますが、イ貝などの貝類を使うときは糸オモリを使うこともあります。

糸オモリもガン玉同様にハリに直接巻き付けて使用します。

ハリ

ハリはクロダイの落とし込み釣り用の針が販売されているので、それを選んでいただければOK。

普通のチヌ針でも構いませんが、専用のハリはオモリを打つ位置に平打ち加工がされていたり、オモリがずれにくい加工がされているので専用がおすすめです。

大きさは3号か4号を選んでいただければOK。

エサの大きさで使い分けるのが基本ですが、3,4号ならどんな大きさのエサでも対応することができますよ。

オモリ

基本的にはガン玉を使用することがほとんど。

落とし込み専用のガン玉が売られているので、できれば専用がおすすめ。

専用のガン玉は普通のガン玉よりも切れ込みが深く、ハリを挟みやすくなっています。

また、魚を掛けるためのハリのふところ部分を広く取ることができるので、ハリ掛かりが良くバラシづらいです。

ガン玉の大きさはB、2B、3Bの3種類を用意しておきましょう。

2Bを基準に流れの速さや風の強さなどで落としやすい重さをチョイスしてください。

ハリス

ハリスはフロロカーボンの1.5号前後がおすすめ。

1.5号を基準に根やカキ殻があり、多少無理なやり取りが必要な場所では2号。

障害物やカキ殻などが少なく、余裕をもってやり取りができる場合は1.2号、といったように場所に応じてハリスを使い分けることもあります。

しかし、1.5号あればほとんどの状況に対応することができるので、初めに買うなら1.5号がおすすめです。

エサ

岩ガニやイ貝、フジツボが代表的な落とし込みのエサ。

カニがもっとも入手しやすく、一年中使えるエサなので初めはカニがおすすめ。

カニの刺し方は裏側のふんどしと呼ばれる部分のお尻から数えて2本目の線からハリを刺し、背中にほんの少し針先が出るくらいまで刺せばOK。

岩ガニは釣具屋で一匹30円ほどで購入することができ、イ貝やフジツボは現地で調達する場合がほとんどです。

もし現地で調達する場合は、その貝に漁業権がないか確認してくださいね!

狙う場所

クロダイは岸壁に付いた貝やカニを捕食するために壁際に潜んでいます。

そのため、落とし込みで狙うのは岸壁の壁際が基本。

また、沈んだテトラポットやブロック、水中の石積みなどもポイントです。

河口や流れ込み、水路などの汽水域もクロダイの生息域なのでとてもいいポイント。

護岸された足場や橋脚、水門の前など変化のある場所はクロダイが付いている可能性大です。

ルアータックルならではのポイント

ルアータックルで落とし込みをする際、普通の落とし込みではできない芸当を簡単にすることができます。

それは「投げる」ということ。

ルアータックルは簡単に投げることができるので、すこし沖のカケアガリや離れた橋脚なども狙うことができます。

そういった場所は普通の落とし込み釣りでは攻めることができないので、魚が残っている可能性が非常に高いので、ルアー感覚でガンガン投げて広範囲を探っていきましょう!

落とし方

足元の壁際に落とし込んで行く場合は、あらかじめ竿と同じくらいか少し長いくらいの糸を出しておきます。

そして竿を下げながら、糸を張らず緩めずで自然に落とし込みます。

張らず緩めずは少し糸がダラっとしているくらい。緩めすぎてしまうとアタリが出てもわからないので、緩めすぎに注意しましょう。

投げた場合も同様に張らず緩めずで落としていくのが理想ですが、距離があるためアタリがわかりずらいので、糸を張った状態で落とす「テンションフォール」でも構いません。

テンションフォールならアタリが出れば手元にしっかりとアタリが伝わるので、合わせ遅れることがありません。

クロダイを釣るコツ

クロダイを釣るためには歩いて探っていくのがもっとも効率的です。

それは落とし込みという釣りが寄せる釣りではなく、探る釣りだから。

一度落としてアタリがなければ5m移動。また落として5m移動というように、ガンガン歩いて魚をさがしていきましょう!

エサは壁際ギリギリに落とし込んでいくのが大切です。

つねに壁から20㎝以内を落とすように心がけましょう!

あわせ方

クロダイのアタリ方はコンっと手元に伝わってきたり、落ちていく糸が止まったり、逆に糸が引き込まれたりと様々です。

アタリを感じたらすかさず真上にアワセを入れてください。

真上に合わせる理由は、落とし込みの場合ハリ先が上を向いていることがほとんどなので、横にアワセるとすっぽ抜ける場合があるためです。

アワセが決まったら竿を沖側に突き出し、クロダイを壁際から引き剥がしにかかります。

この時クロダイは強烈な引きで壁のエグレの中や根に向かって突っ込んでいくので、糸を擦られないようにしながらクロダイとのバトルを楽しんでください!!

釣りやすい状況

クロダイは水が澄んでいると警戒してなかなか捕食を行いません。

逆に濁っている状況では活発にエサを食べるので、濁っているほうがクロダイは釣りやすいです。

特に大雨や台風などでミルクコーヒーのように濁っているときはチャンス大!

過去に焼津港ふぃしゅーなで釣れたという68㎝の化け物クロダイも台風の次の日だったそうです。

 

ルアーロッドで落とし込みをやった動画があるので、ぜひ参考にしてみてください!

まとめ

落とし込みという釣りはエサ釣りですが、感覚はルアー釣りにとても近い釣りです。

ルアーマンはきっとハマると思いますので、いつものタックルでぜひトライしてみてください!

最後までお付き合いありがとうございました!

1 個のコメント

  • SUUさんはじめまして。よく動画とHPを拝見しています。

    わたくしは釣りを始めたばかりで、このシーバスロッドを使って落とし込み釣りにはまってます。
    何回か通ううちに今日、初めて黒鯛を釣りましたが、(正確には2回目、1回目が手のひらサイズ)どうせ釣れないだろうという考えでタモ網を車の中に置いたままつりをして、最終的に上げるときにばれてしまいました・・・。

    備えあればうれいなしというのはこういうことですね。

    しかしながら初めてのあのひきといい、ますます釣りにはまりそうになりました。
    今後ともHP等拝見させてもらいますね!

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