出世魚代表「ブリ」の呼び名がありすぎて面白い

こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!

皆さんは出世魚というのをご存知でしょうか?

魚の大きさによって呼名が変わる魚で、3段階や4段階で名前が変わる魚のことです。

ちょっと気になって調べてみたところ、とても面白かったので皆さんにご紹介します!

出世魚とは

出世魚(しゅっせうお)とは稚魚から成魚までの成長段階において異なる名称を持つ江戸時代までは武士や学者には元服および出世などに際し改名する慣習があった。その慣習になぞらえ「成長に伴って出世するように名称が変わる魚」を出世魚(しゅっせうお)と呼ぶ。「縁起が良い魚」と解釈されて門出を祝う席など祝宴の料理に好んで使われる。ブリスズキボラなどが代表的。

引用:Wikipedia

江戸時代の武士や学者の出世による改名になぞらえているとは知りませんでした。

出世魚とはとても縁起のいい魚なんですね!

出世魚代表「ブリ」

出世魚の代表の魚はなんといってもブリではないでしょうか?

ブリ大根やブリの照り焼きなど一般家庭でもなじみの深い魚です。

そんな出世魚ブリの呼び方はご存知でしょうか?実は地方によって呼び方が全く違うのです!!!

それぞれ見ていきましょう!

出世魚ブリの呼び方

調べてみたところ、ブリのもっとも代表的な呼び方はこちら。

  • ワカシ:15 cm くらいまでのもの
  • イナダ:40 cm くらい(夏に旨い)
  • ワラサ:60 cm くらい
  • ブリ:90 cm 以上(夏は味が落ちる)

日本語の標準語のような感じ?のようですね。

ぼくは今まで80㎝以上あればブリだと思っていましたが、実際は90㎝以上でないとブリとは呼べないようです。

なんだか釣り人のハードルが上がった気が・・・(笑)

ではそれぞれの地方の呼び方をみていきましょう!

ブリの呼び方の違い

関東

ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ

関西

ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ

東北

ツベ → イナダ → アオ → ブリ

下北地方

フクラギ → イナダ → ワラサ → ブリ

北陸

ツバエリ → コズクラ → フクラギ → アオブリ → ハナジロ → ブリ

富山県

ツバイソ → コズクラ → フクラギ → ガンド → ブリ

長野県

イナダ → ハマチ → ブリ

山陰

ショウジゴ → ワカナ → メジロ → ハマチ → ブリ

四国・山口県・広島県

ヤズ → ハマチ → ブリ

九州

ワカナゴ → ヤズ → ハマチ → メジロ → ブリ → オオウオ

ぼくの中でのブリの呼び方は関東と同じだったので、東海地方は関東と同じ呼び方が浸透しているようです。

富山のハンぎょボール

富山県の氷見市では名産のブリとハンドボールを合わせた「ハンぎょボール」というゆるスポーツがあります。

ハンぎょボール。
それは、ハンドボールとブリの街、氷見市で生まれたゆるスポーツ。
得点をすると脇に抱えたブリが出世していきます。
ゴールを決めたらみんなで「出世!」とコール。
でもあまり熱くなりすぎて、大事なブリを落とすと冷蔵庫送り。
チームメンバーみんながブリに出世するように協力してプレーしましょう。

引用:世界ゆるスポーツ協会

なにやら怪しいスポーツですが、とっても楽しそう(笑)

気になる方はこちらのページへどうぞ!

ハンぎょボール 世界ゆるスポーツ協会

まとめ

東北から九州まで様々な呼び方が存在して、呼び方も3段階の地域から6段階までありましたね!

とても興味深いのは、九州を除くすべての地域で最終の呼び名が「ブリ」であること。

今のように情報が少ない時代でもブリという共通の名前が浸透するほど、日本人にとってなじみが深い魚であることがわかります。

釣りや食卓などで身近な魚でも少し調べてみると面白い事実がわかりますね!

最後までお付き合いありがとうございました!

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