真冬のタチウオを釣る!隠れたパターン大解説!

こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!

 

先日、焼津のふぃしゅーなでタチウオが連発する動画と記事を出しました。

 

ちょうどぼくが釣りに行ったタイミングが抜群に良かったようで、その日を境に少しですが釣果を聞かれるようになりました。

この時期に釣れるタチウオは良型が多く、しかも一年でもっとも脂ののっている季節です。

ぜひとも釣っておきたいところですね!

今回は、釣って楽しい食べておいしい真冬のタチウオの攻略法をご紹介します。

 

タチウオの特徴

見た目に印象的なのは銀色に輝くうろこのない魚体と鋭く尖った歯。

「歯」というよりも「刃」というほうが正しいのではないか、思うほど切れ味抜群の歯が並んでいます。

ぼくもこの歯になんども指を切られ流血しました。切れ味が良すぎてなかなか血が止まりません。

タチウオはかみついた獲物を逃がさないために、それだけ鋭い歯を持っているようです。

 

タチウオは夜行性の魚で、駿河湾の場合は日中は100mを超える深海で暮らし、夜になるとエサを求めて浅場に上がってきます。

エサさえいれば水深1m程の場所でも入ってきて貪欲にエサを追いかけ回す獰猛な魚です。

夜の常夜灯周辺で水面から飛び出してエサを捕食する姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか?

それほどに貪欲で獰猛な魚です。

 

タチウオはなぜ港に入ってくる?

タチウオのエサとなるイワシやその他の小さな魚たちは泳ぐ力があまり強くないので、沿岸の流れの強い場所を避けて群れで行動しています。

そんな小魚たちに都合がいいのが「漁港」です。

漁港は強い流れがなく、海が荒れても港内は穏やか、大型の青物などに襲われる危険も少ない場所です。

その避難している魚を狙って、タチウオは港の中に入ってきて捕食をします。

必ずしも、毎日港に入ってくるわけではありませんが、タチウオが港に入りやすいのはそんなメカニズムがあるからです。

真冬のタチウオのエサは?

静岡県中部の真冬はイワシなどの小魚が非常に少なくなってしまう地域です。

そのため、そういった小魚を捕食する青物などのフィッシュイーターの回遊がほとんどなくなり、釣るのが難しくなります。

しかし、フィッシュイーターであるタチウオが小魚のいない漁港に回遊してくるのはなぜでしょう?

 

実はこの時期、シラスやナミノハナのような2cmに満たないような小さな小魚が港の中に群れています。

常夜灯の明るい所で目を凝らすと、小さなメダカのような生き物がスイスイと泳いでいるのがシラスなどの小魚です。

タチウオが捕食しているのは、このとても小さな小魚で、タチウオのシラスパターンと言えます。

 

隠れた真冬のタチウオパターン

この小さな小魚たちは大きな群れで固まって泳いでいるわけではなく、小さな群れで堤防際を泳いでいます。

それを捕食するタチウオも同じように回遊しながらエサを探しています。

そのため、二桁釣果のような爆発的釣果が望める釣りではないのが、真冬のタチウオシラスパターンです。

真冬なので寒さ厳しく修行のような釣りになってしまう可能性もありますが、釣れればデカい一発大物系の釣りです。

 

シラスパターンの攻略法

シラスは水面付近を漂いながら泳いでいるので、狙いは基本的に表層に絞ります。

それも水面下20cm以内の超表層です。

タチウオは上を向いて泳いでいるので表層に近いほうが釣りやすいですが、タチウオが見ているエサが完全な水面直下なので、その水深に合わせて釣りをします。

使うルアーはジグヘッドリグかハードルアーです。

 

ジグヘッドリグ

ジグヘッドリグの場合、表層を漂うシラスを演出させたいので、0.4~0.8gの軽いジグヘッドを使います。

重いジグヘッドで表層をキープをしようとすると速く巻かなくてはいけないので、ミスバイトに繋がりやすいです。

できる限りナチュラルに表層付近を漂うようにしましょう。

 

使うワームは大きくても2インチまでの小さいストレート系、もしくはピンテール系のワームがおすすめです。

シラスのように水を受け流すようなシルエットのほうが違和感なく食わせることができます。

カラーはその日によって反応のいい色が変わるので、クリアー系、白系、ピンク系など3種類ほどをローテーションして反応のいいカラーを探ってみましょう。

ぼくの場合、強めのアピールでタチウオに発見させたいので、白系から釣りをスタートさせています。

 

アクション

水面付近を漂うように泳がせて来たいので、巻きスピードはハンドル一回転/3秒くらいのゆっくりがおすすめです。

ゆっくりのほうがナチュラルな動きになるのはもちろん、タチウオのミスバイトを減らせるというメリットもあります。

 

ハードルアー

ハードルアーと一言で言っても様々なタイプがありますが、シラスパターンで使うのは4㎝前後のミノーとシンキングペンシルです。

ハードルアーはトレブルフックが付いているので、ワームと比べてフッキング率が高いというメリットがあります。

食うのが下手なタチウオはジグヘッドの針には掛からないことがありますが、ハードルアーのトレブルフックなら絡めとるように針掛かりしてくれます。

 

ミノー

ミノーの場合はあまり深く潜るタイプは使いにくく、潜っても30㎝ほどまでが使いやすいです。

フローティングタイプのほうが比較的表層をキープしやすいですが、シンキングタイプでも問題ありません。

深く潜りすぎない、潜行深度の浅いミノーを選ぶのがポイントです。

 

シンキングペンシル

シンキングペンシルはミノーと比べて動きがゆったりとしていて、漂う魚に近い動きです。

潜行深度は30㎝よりも浅いルアーが多いですが、製品によってはもっと深く潜る物があるので、購入する際は注意が必要です。

 

アクション

ハードルアーのアクションは基本的にハンドル一回転/1秒くらいのゆっくりなただ巻きです。

時折、竿先でちょんちょんとトゥイッチをいれるのも有効で、その時ルアーはバランスを崩し瀕死の魚を演出します。

それがタチウオが食うタイミングになることもあるので、トゥイッチは積極的に使うとチャンスが増えるかもしれません。

タックル

6フィート前後のアジングロッドやメバルロッド、スピニングのバスロッドなどで釣りをすることが出来ます。

リールは1000~2000番クラスの小型スピンイングリールに、糸はナイロン・フロロカーボンの3lb、またはPE0.3号前後がちょうどいいところ。

タチウオを釣る場合、必ずつけることをおすすめするのが、ティップリーダーと呼ばれる先糸。

タチウオは歯が鋭いので、一般的なライトソルトで使う糸は簡単に切られてしまいます。

そのため、フロロカーボンの2号を20cmほど結んでルアーを付けることで切られにくくすることができます。

 

まとめ

この季節のタチウオは少し難しいですがゲーム性が高く、とても面白いターゲットです。

ぼくの地元のエリアを例に出して解説してきましたが、同じような条件がそろったエリアはたくさんあると思います。

一年で最も脂の乗ったこの季節、ぜひタチウオ釣りにチャレンジしてみてください!

 

最後までお付き合いありがとうございました。

皆様のフィッシングライフがより良いものになるお手伝いができたら幸いです。

夜の釣り公園「ふぃしゅーな」は大物の住処でした。

真冬のふぃしゅーなで、まさかの大型タチウオが連発!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください