【ルアーをもっと飛ばす】飛距離が9%伸びたキャスティング「サーブキャスト」の投げ方を詳しく解説

飛距離を伸ばしたい!

ルアーフィッシングを楽しむ方であればだれでもキャスティングの飛距離を伸ばしたいと思うのではないでしょうか?

かくいうぼくもその一人です。

ぼくはいままで飛距離を伸ばすために様々な投げ方を試してきました。

そんな試行錯誤の末、にとある超遠投ができるキャスティング方法を編み出したので、皆さんにご紹介します!

その名も「サーブキャスト」

投げる様がテニスのサーブに似ていることからその名が付きました。

オーバーヘッドキャストと比べて飛距離が格段に伸びる結果が出たキャスティング方法です。

ではサーブキャストの投げ方をご紹介いたします。

サーブキャストのやり方

それではサーブキャストの投げ方を見ていきましょう!

構えと垂らしの長さ

垂らしはロッドの半分くらいの長さ。

2ピースであればちょうど繋ぎ目くらいのところです。

構えは投げたい方向に対して体の左側を向けるように構えてください。(左手投げの方は逆)

ルアーを振り上げる

ルアーを上に振り上げるようにロッドを立てていきます。

この時、勢いよく振り上げる必要はなく、ゆっくりと振り上げてください。

体の後ろに回す

振り上げたルアーはその勢いのまま、円を描くようにぐるっと体の後ろ側に回り込みます。

この時点で左手でグリップエンドを掴み、キャスティングに移行する準備をしておきます。

真後ろから見るとこんな感じ。

ルアーは軽く振り上げただけですが、ルアーには遠心力が掛かりロッドは曲がり始めています。

ロッドに重さが掛かったらスイング開始

ルアーが9時の位置に来る頃には遠心力がかかり、ロッドにルアーの重さを感じるはずです。

しっかりと重さを感じたらフルスイング開始!

押してと引き手をしっかりと意識しながら振り切ってください。

 

スイングは真上ではなく斜めに振るスリークウォーターです。

キャスト完了

ロッドにしっかりと重さが乗り、ルアーが力強く打ち出されればキャスト完了です。

普通のキャストとの比較

投げ方がわかったところで、実際のところどんだけ飛ぶの?

ってことで、オーバーヘッドキャストとサーブキャストの飛距離を計測し、その差を比較してみます。

計測方法は全く同じタックルを使用し、それぞれ3投ずつキャストします。

ルアーが着水してから素早く糸ふけを回収し、糸が真っすぐになったところから計測します。

状況は向かい風2㎧で計測にはもってこいの状況です。

オーバーヘッドキャスト

まずはオーバーヘッドキャストから。

もちろん手抜きはできないので、全力のフルキャストです!

1投目・・・92メートル

2投目・・・95メートル

3投目・・・91メートル

平均・・・93メートル

サーブキャスト

注目のサーブキャストはどうでしょうか

1投目・・・104メートル

2投目・・・100メートル

3投目・・・99メートル

平均・・・101メートル

結果、驚愕の9%アップ!!!

なんとサーブキャストのほうが9%も飛距離が伸びたという結果が出ました!

今まであと一歩届かなかったナブラやブレイクラインなど、みんなが指を咥えて見ているしかなかったポイントに届くかもしれません!

サーブキャストが飛ぶワケ

どうしてサーブキャストは飛ぶのでしょうか?

そのワケをぼくなりにご紹介します!

初速が速い

普通のオーバーヘッドキャストと違い、ロッドをスイングし始める時にはすでにルアーが加速した状態です。

そのため、普通のキャストよりもリリースの瞬間の初速が間違いなく速いです。

リールから放出されるラインの音からも感じられます。

ロッドをフルに活かせる

ルアーを回転させることで、ロッドにはルアーの重さプラス遠心力まで掛かります。

普通のキャストでは曲げきれないバットの硬い部分まで曲げることが可能です。

ストロークが長い

ルアーが回転している軌道からそのままキャストモーションに入るので、ルアーを加速させるストロークを長くとることができます。

ストロークが長い分、ルアーにロッドの力がしっかりと伝えることが可能です。

注意点

サーブキャストが遠投性能の高いキャスティング方法だということはご理解いただけたと思いますが、注意しなければならない部分が多くあります。

周囲に何もないことを確認する

サーブキャストはルアーを大きく回転させるため、後ろだけでなく左右にもスペースが必要です。

後ろの安全確認はもちろんのこと、左右の確認もしっかりと行ってください。

練習は必須

サーブキャストは投げる方向のコントロールが非常に難しいキャスティングです。

リリースのタイミングを掴むまで繰り返し練習することをオススメします。

練習の際は初めから全力で投げるのではなく、軽い力で感覚を確かめながら行うと上達が早いですよ!

ラインをしっかりチェック

サーブキャストは非常に大きな負荷がかかるキャスティング方法です。

キャスト切れを防ぐために、ラインはしっかりとチェックしてください。

フィンガープロテクターは必須

強い負荷がかかるので、フィンガープロテクターは必須です!

必ずフィンガープロテクターで指を保護してくださいね。マジで人差し指切れます。

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無理は禁物

通常よりも強い負荷がかかるキャストなので、無理は禁物です。

タックルの破損を防ぐためにも、無理はしないようにしましょう。

サーブキャストをぜひ習得してください!

釣りにおいて遠投は釣果に直結する要素のひとつです。

皆さんもサーブキャストを習得して釣りをもっと楽しんでください!


 

 

2 件のコメント

  • 非常に良い投稿だと思いますが、一つ重要なことが抜けていると思います。それはペンデュラムキャストとの飛距離の比較です。中上級者の大多数が飛距離を求めてオーバーヘッドから「卒業」し、ペンデュラムに移行します。なので、これを読んでい人の多くは既にペンデュラムキャストを使っていると思うので、この「サーブキャスト」と比較すべきはペンデュラムキャストだと思います。

  • このキャストは私もやってますが、大野ゆうきさんもやってますね。かなりロッドをしならせることができますし、遠心力というよりはロッドの反発力を最大限いかせるのでルアーが軽量の場合はかなり有効です。ペンデュラムは追い風や斜めからの強風ではロッドを振りこのようにふっても風でルアー軽量の場合は風であおられて重さを感じられません。ルアーのウエイトが竿の対応ウエイトの最重量に近い場合は竿がルアーの重さに負けてしまう場合があります。

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