【リールメンテナンス】オイルの注油はたった4ヶ所だけ!ダイワ・シマノ共通の誰でもできる簡単メンテ法

こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!

2018年の冬は全国的に平年よりも気温が低く、厳しい寒さが続いています。

ぼくの地元、静岡は東京よりも比較的暖かく過ごしやすく、気温が氷点下になることはとても少ない地域です。

しかし、今年の冬はまさか氷点下4℃まで下がり、とても家から出る気にはなれませんでした(笑)

そんな寒い日は暖かい家の中で、大切な道具たちをメンテナンスをするのはどうでしょうか?

今回は、超簡単なリールのメンテナンス方法をご紹介します!

リールのメンテナンスとは

大まかにいうとリールは金属のギアとそれを覆うボディ、そして糸を巻いてあるスプールで構成されています。

そして、それぞれの部品がしっかりを性能を発揮できるように注入してあるのが「オイルとグリス」です。

オイルとグリスは使っているうちに劣化したり流れ出てしまったりと、リールが性能を発揮しづらくなってしまいます。

そのオイルとグリスを注入してあげるのがメンテナンスの目的です!

今回ご紹介するのは、分解の必要がなく特別な知識も全く必要ない、とっても簡単なオイルとグリスを使ったメンテナンスです。

必要なもの

釣具屋さんにリールメンテナンスようのオイルとグリスが置いてあると思います。

使うのはスプレータイプのオイルとグリスで、だいたいはセットになって売っているはずです。

様々な製品が並んでいますが、中身は多少の差はあれどほとんど同じなのでどのメーカーのものを使っても問題ありません。

ご自分の使っているリールメーカーのオイルグリスセットを選んでいただければ間違いないです。

ちなみにぼくは行きつけの釣具屋さんオリジナルのオイルグリス&グリスセットを使っています。

選んだ理由は、一番安かったから(笑)

オイルとグリスの使い分けとは?

オイルとグリスはそれぞれの特徴と役割があり、注油する場所も違います。

まずはそちらをサラッと解説します。

オイル

サラサラしていて部品になじみやすい。回転する部品に注油することで回転性能を持続させてくれたり、より軽い力で回転するようになる潤滑油です。

グリス

オイルと比べてモッタリとりている。金属を保護し摩耗を防ぐので、金属同士がこすれる部分に注油。

また、水の侵入も防ぐので、水が入ってほしくない場所にも注油します。

注油の手順

注油する場所はたったの4か所!

  • ハンドルノブの付け根
  • メインギアのベアリング
  • スプール軸
  • ラインローラー

オイルとグリスの役割がわかったところで、順番に注油していきます。

ハンドルノブの付け根

ハンドルノブはリールの巻き心地に大きく影響する部分で、できるだけ軽い力で回転するほうがリールの性能を発揮でき、快適に釣りをすることができます。

そのため、ハンドルノブに注油するのはオイルです。

注し方は、ティッシュに軽く吹き付けると、ノズルの先端にオイルのしずくができます。

 

そのしずくをハンドルノブの付け根に置くように注油します。

 

オイルは一滴で十分いきわたるので、注油したら回転させてオイルをなじませます。

つけすぎてしまったらティッシュでふき取りましょう。

メインギアのベアリング

メインギアのベアリングとは、リールの中でもっとも大きなギアを両側から支えている大きな2つのベアリングのことです。

メインギアのベアリングはハンドルを外すことで注油できます。

最近のリールはハンドルねじ込み式が主流なので、ほとんどはハンドルを逆に回せば外れます。

(すこし前のモデルや低価格帯のリールはハンドルの反対側からねじ止めしているタイプもあるので、ご自分のリールのタイプをよく確認してから作業してください。)

ハンドルを外すと中心のネジ山が切ってある部品の外側にベアリングが見えます。

注油するのはそのベアリングで、使うのはグリスです。

メーカーが紹介しているメンテナンス方法にはオイルと書いてある場合もありますが、ぼくの場合は海水が入らないようにグリスを注油します。

海水がベアリングに入ると塩の結晶によって巻き心地がザラザラしてしまうので、より海水が入りにくいようにグリスを選択しています。

 

ハンドルの反対側も同様に、ハンドルキャップを外してグリスを注油してください。

この時に、ブシューーーっと勢いよくグリスを出すと跳ね返って飛び散るので、少しずつ加減しながら出すのがコツです。

スプール軸

ドラグノブを緩めてスプールを外すと、スプールを支えている軸が出てきます。

この軸が上下することでスプールに糸が均一にきれいに巻かれる構造です。

 

そのため、この軸は巻いている間ずっと上下している部品で、巻き心地に大きな影響を与えます。

スプール軸にはオイルを指しましょう。

ハンドルノブの時と同じように、ノズルの先端に雫を作って一滴だけ注油します。

ずっと上下しているパーツですが、部品同士がこすれる面積はかなり少ないのでグリスは必要ありません。

もしこの部分が真っ黒に汚れている場合は、注油前にティッシュでふき取っていからオイルをさしてください。

ラインローラー

スピニングリールの命ともいうべきパーツで、このパーツが正常に作動しないとライントラブルが増えたり糸を痛めたりします。

メンテナンスして正常な状態を維持するようにしましょう!

メーカーが紹介するメンテナンス方法ではラインローラーにはオイルと記載されていますが、ぼくの場合はグリスを注油しています。

ラインローラーをスムーズに回転させるためにはオイルが向いていますが、オイルはサラサラしているため使用しているとすぐに抜けてしまい効果が長持ちしません。

すると途端にベアリングに海水が入り、シャリシャリ音がするようになってしまいます。

そのため、ぼくがラインローラーに注油するのはグリスです。

*注意*

アジングやエリアトラウトなどの1g以下の超軽量ルアーを扱う釣りではオイルを使ってください。

ラインローラーが軽い力で回転しないとトラブルが増える可能性があるためです。

リールによっては注油するための穴が開いているモデルがあるので、その穴から注油します。

銀色のネジの下に見える小さな穴が注油口です。

 

注油口のないリールはラインローラーの隙間から注油します。

ラインローラーに注油する際のコツは、ラインローラーを少しずつ回しながら多めに注油すること

とにかく水が入ってほしくないので、グリスの膜を作るつもりで多めに注油してください。

はみ出たグリスは後からふき取ればOK!

まとめ

いかがでしたか?かなり簡単ですよね!

メンテナンスの頻度は釣行3回に一回くらいが理想ですが、なかなかできるものではありません。

かく言うぼくもメンテンナンスは半年に1回ほどです(笑)

しかし、リールは超精密な工業製品ですのでメンテナンスしないと必ず寿命を縮めることになります。

愛用しているリールを末永く大切に使うために、また相棒のリールをねぎらうためにもメンテナンスをしてみてはいかがでしょうか。

皆さんのフィッシングライフがより良いものになるお手伝いができたら幸いです。

最後までお付き合いありがとうございました!

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