こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!
4月に入りアオリイカの釣果が少しずつ聞かれるようになってきました。
中にはすでに2キロアップをキャッチした強者もいるようです。
これから5月頭にかけてが最盛期となるアオリイカ釣り。
春は3キロを超えるようなモンスターアオリイカも夢ではありません!
今回はそんなアオリイカエギングのエギのしゃくり方を皆さんにご紹介します。
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アオリイカのシーズンは?
釣り人から人気の高いアオリイカはシーズンによって釣れ方や大きさが変わります。
基本的には小型の数釣りが楽しめる秋と、大型が狙える春がアオリイカ釣りのシーズンです。
アオリイカの一生はたったの一年と短く、夏に孵化したアオリイカの子供は秋に手のひらサイズとなり、冬になると水温の安定した深場に落ちて成長し、春になると産卵のために岸近くに接岸してきます。
小型のアオリイカが狙える秋に使うエギのサイズは2.5~3.5号で、大型が釣れる春は3.5~4.5を使います。
ただ、3.5号であれば一年を通して使うことができるので、初めに買うなら3.5号をおすすめします。
しゃくりとは
エギングのしゃくりはエギを動かしアオリイカにエギの存在をアピールするために大切な動作です。
しゃくることでアオリイカがエギに興味をもち近づいてくるので、いかにアオリイカにアピールするかが重要なポイントです。
しかしただ強くしゃくればいいわけではなく、シーズンやアオリイカの状態に応じてしゃくり方に変化をつけることが大切です。
ワンピッチジャーク
基本となるしゃくり方で、竿ひとしゃくりにつきリールのハンドルを一回転させるしゃくりです。
エギは水中で左右にリズミカルにダートアクションをしています。
手順
まずは竿を水平くらいに構え、リールのハンドルが上にくるようにして手を添えます。
ロッドを上に向かってパンっしゃくり、それと同時にハンドルを半周巻きます。このとき、上で構えていたハンドルはリールを半周巻くことで下側にきているはずです。
そして竿をもとの位置にサッと戻すと同時に、リールのハンドルを半周巻きます。
竿を上げる動き竿を下げる動きを、素早くスムーズに行うことが重要です。
あとはこの動きをリズミカルに3回4回と続けて行うことで、エギは水中でエビが逃げるような逃走アクションをしています。
ワンピッチジャークのコツ
- リールのハンドルを持つ手は添える程度。
- リールのハンドルを巻くというよりも、竿でリールを回すような感覚。
- 竿を戻すときも素早く!
シーズンごとの動かし方の違い
春の大型狙いの場合は動かしすぎないように2~3回がおすすめ。
秋の好奇心旺盛な子イカ狙いなら4~6回しゃくって広範囲にアピールしましょう。
スラックジャーク
エギングが日本の伝統漁具からルアーへと変化を遂げたときに編み出されたしゃくりです。
PEラインの特徴を活かして、移動距離を抑えながら強くアオリイカにアピールすることができます。
手順
まずは竿を水平よりも上、10時の方向くらいに構えます。
10時の位置から、竿を下に向かって軽く振り糸フケを出します。
この糸フケがスラックジャークのキモ。糸フケが出ていないとエギの移動距離を抑えながら鋭く動かすことはできません。
糸フケが出ている状態から鋭くパンっと糸ふけを弾くように軽くしゃくりあげます。
パンっとしゃくり上げ竿にエギの重みを一瞬感じたら、すぐさま竿をもとの位置に戻し再び糸フケを出します。
しゃっくった直後に糸フケを出すことで、エギは幅の広いダートアクションをしています。
スラックジャークのコツ
- しゃくる前に必ず糸ふけを出す。
- エギを引っ張るのではなく、弾くような感覚で軽くしゃくる。
- スラックジャークはスラック(糸ふけ)が命!しゃくった後も必ず糸ふけをだす。
シーズンごとの動かし方の違い
スラックジャークは春の大型アオリイカに効果絶大!底で2~3回ほど連続してしゃくってアピールしましょう。
秋は好奇心旺盛な子イカに効果的にアピールするために、底だけではなく中層でしゃくるのも有効です。
縦しゃくり
エギングがPEラインを使ったルアーゲームになる前は縦しゃくり方がもっとも一般的でした。
ルアーゲームとなり様々なしゃくり方が開発されて忘れ去られてしまったしゃくり方でもあります。
しかし、縦しゃくりはアオリイカにとても有効な動かし方で、このしゃくりでないと釣れないイカがいると思っています!
手順
竿を水平より少し下向きに構えて、糸フケをすべて巻き取ります。
糸フケを巻き取ったら上に向かって力強く竿を振り上げます。
頭のてっぺんまで振り上げたら、竿先がまっすぐになるまでロッドを上げたままにしてください。
曲がっているときに竿を下げて糸フケを出してしまうと、エギは縦の動きから横のダートアクションになってしまい狙いの動きが出なくなってしまいます。
縦しゃくりのコツ
- 糸フケを巻き取った状態からしゃくる。
- 竿がまっすぐに伸びきるまで動かさない。
シーズンごとの動かし方の違い
春はエギを追いにくい時期なので、1回しゃくったらフォールでアタリを待ちましょう。
秋は広範囲にアピールするために、縦しゃくりとワンピッチジャークのコンビネーションなども有効です。
二段しゃくり
エギングでは一般的なしゃくり方ですが、実は間違って覚えている方が多いのが二段しゃくり。
2回ロッドをしゃくりあげるような動作ですが、手順とコツがあるのでしっかりとマスターしておきましょう。
手順
両手で竿を持ち、縦しゃくりの時と同じように竿を水平より少し下向きに構えます。
エギの頭を上に向けるイメージで軽く小さくしゃくりあげます。
軽くしゃくったら素早く竿をもとの位置に戻します。
元の位置に戻すと同時に力強くしゃくりあげます。
エギは初めの軽いしゃくりで頭が上に向いているので、2回目の本シャクリでさらに上に向かって高く跳ね上がります。
2段しゃくりは軽いシャクリの後、エギが下を向く前に本シャクリを入れるので、「パンパン」と2回しゃくるのではなく、「パパン」っと一瞬で二段階のしゃくりです。
2段しゃくりのコツ
- 二つの動作を素早く。「2回しゃくり」にならないように。
- 力強くしゃくってエギを高く跳ね上げよう!
一連の動きをゆっくり行ってしまうと「2回しゃくり」になってしまうので、素早く力強く行うようにしてください。
シーズンごとの動かし方の違い
エギの移動距離が大きなしゃくり方なので、春は連続して行わないほうが無難です。
秋は強くアピールするために2回3回と繰り返すのもおすすめです。
まとめ
エギは巻くだけではアクションしないので、釣り人のテクニックでエギを動かす必要があります。
しゃくりはエギのアピールの要なので、様々なしゃくりをマスターしておくことで、より多くのアオリイカと出会うことができるかもしれません。
釣り場で実際に釣りをしながら練習をしてみてはいかがでしょうか?
最後までお付き合いありがとうございました。
皆さんのフィッシングライフがより良いものになるお手伝いができれば幸いです。
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重見名人がエギングで最初に使ったロッドは何だったでしょうか?
2段シャクリを普及させた時に使っていいた灰色のエギングロッドの名前が知りたいです。
コメントありがとうございます。
重見さんがどの竿を使っていたかは定かではありませんが、その年代の頃の灰色のロッドといえばゼナックのアソートショアシリーズではないでしょうか。
何かお役に立てたら幸いです。