こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!
ぼくは釣りにおいてとても大切にしていることがあります。
それは「ハリ」
ハリは魚に一番近い部分であり、魚と釣り人をつなぐ大切な部品なので、針先が鈍ったり錆びたりしたら交換するようにしています。
そこでふと思ったのですが、どのハリが一番錆びにくいのでしょうか?
実際に海水に漬けて検証してみました!!!
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検証するハリ
今回検証に使うのはルアー用のトリプルフックです。
- カルティバ スティンガートレブル ST-46
ルアーフィッシングの一時代を築いたといっても過言ではないほどのド定番フック。
- がまかつ トレブルSP MH
このフックの登場で釣りが大きく変わりました。鋭い針先と高い防錆性能が人気ですがすこし価格が高いのがネック。今回使用するフックの中でもっとも高価です。
- カルティバ STX STX-45ZN
比較的あたらしい製品で、独特の角ばった形状と防錆性能がウリです。がまかつSPーMHより少し安価でこれからの定番になりそう。
- リューギ ピアストレブル
ブラックバスでは定番のフックで、今回の検証で唯一のフッ素コーティングフックです。その刺さりやすさは折り紙付きで、ぼくも以前に検証して確かめたことがあります。
フックサイズはすべて4番を使用します。
どのフックも高い性能で人気の高いフックで、多くの釣り人が愛用しています。
リアルな実験になるように新品のフックを使うことはもちろんのこと、同じ大きさの容器に海から汲んできた海水を使用します。
10日間漬け込んで、錆び方にどれほどの差が出るのか検証します。
検証1日目
フックの並び順は上段の左が「がまかつトレブルSP MH」、右が「カルティバSTX-45ZN」。
下段の左が「カルティバST-46」、右が「リューギピアストレブル」。
なんと早くもST-46とピアストレブルに錆が出始めています!
ピアストレブルのほうが錆が広がっているようで、周囲に茶色の水が広がっているのが見て取れます。
針先から錆びるのではなく、まさかアイの部分から錆び始めるとは。
がまかつSPーMHとカルティバSTX-45ZNは全く変化が見られません。
検証2日目
がまかつSPーMHとカルティバSTX-45ZNはいまだ変化なく、新品のような輝きを保っています。
錆が出始めたSTー46は錆びの色が濃くなりましたが、範囲は広がっていません。
ピアストレブルは錆が濃く大きくなっています。
検証3日目
がまかつSPーMHはいまだ全く変化なしですが、カルティバSTX-45ZNは表面が少し黒っぽくくすんだように見えますが、錆びは出ていないようです。
STー46は錆びてはいるものの、広がってはいません。
ピアストレブルは茶色いものが容器全体に広がって、写真では分かりにくいですがハリのカエシ部分も錆び始めています。
検証5日目
がまかつSPーMHは相変わらずの変化なし。
STX-45ZNはやはり表面がくすんできています。
ST-46は錆び始めても、それ以上広がったり針先が錆びるようなことは今のところありません。
ピアストレブルはどんどんと錆が広がっていきます。
しかも、驚いたことに、表面に薄い膜のようなものが出来上がっているのが見えます。
コーティングがふやけるているのか?詳しいことはわかりませんが、かなり良くない状態です。
検証7日目
がまかつSPーMHはいまだ変化ありません。すごい!
カルティバSTX-45ZNは表面にくすみは出たものの、そこから変化なく錆が出る気配はありません。
カルティバSTー46はアイの錆だけでこらえています。
ピアストレブルは入っていた水がきれいな海水だったことは今の状態から伺うことはできないほど茶色になっています。
表面の膜がさらに分厚くなっています。
検証10日目
ついに10日が経ちました!
がまかつSPーMHは10日漬け込んでも全く変化ありません。
カルティバSTX-45ZNは表面のくすみだけで錆びはなく、比較的きれいな状態です。
カルティバST-46はアイの錆だけで食い止め、針先にダメージは無いように見えます。
ピアストレブルの容器はもはや異世界です。茶色く濁った水にハリの表面を覆う得体の知れない膜。
新品の状態からは想像もつきません。
検証14日目、検証終了!
本当は10日の予定でしたが、せっかくなので14日間検証を続けてみました。
容器から取り出して状態を確認してみましょう!
がまかつ トレブルSPーMH
アイやカエシ部分など錆びやすい所にも錆びはまったくなく、新品のような表面の輝きを保っています。
14日海水に漬け続けてまったく錆がないのは驚きです。
がまかつトレブルSPーMHの防錆性能の高さは素晴らしいですね!
もちろん針先はピンピンに鋭いままです。
カルティバSTX-45ZN
途中から表面のくすみが見え始めたSTX-45ZNですが、14日も漬け続けるとくすみは全体に広がっています。
しかし錆びは全く見当たらず、こちらの防錆性能もかなりのもののようです。
針先の鋭さも新品同様にピンピンです!
カルティバST-46
1日目ですこし錆びが出てしまったST-46でしたが、その後はこらえて錆びの広がりは最小限にとどめています。
針先やカエシ部分は新品同様のままの鋭さを保っています。
アイの頂点だけ錆びたのは製造上、表面のコーティングが乗りづらい部分なのでしょうか?
肝心な部分が錆びていないので使用上問題ないですが、アイが錆びるとルアーに錆が移って茶色くなってしまうので、そこが気になるところです。
リューギ ピアストレブル
今回の検証の中でもっとも錆がひどいピアストレブル。
アイの先端から錆び始め、カエシやフックの付け根周辺もかなり錆びてしまっています。
4種類の中では唯一のフッ素コーティングフックで刺さりがいいのが特徴ですが、防錆性能は高くないようです。
検証結果
もっとも錆びにくいフックは
がまかつトレブルSPーMH
でした!!!
14日間漬け込んでも表面に全く変化がなく、新品の状態をキープした防錆性能には驚かされました!素晴らしい防錆性能です!
カルティバのSTX-45ZNは表面にくすみが出てしまいましたが、錆びは全くなく高い防錆性能と言えます。
がまかつのSPーMHよりもSTX-45ZNのほうが価格が安いので、コストパフォーマンスは高くお財布にやさしいフックです。
ST-46も錆びは出てしまいますが、頻繁にフック交換をする場合は問題ないと思います。
特にサーフなどの針先が鈍るのが早い釣りでは、頻繁にフック交換が必要なため高価なフックを使うよりも安価なフックをバンバン交換したほうがお得です。
リューギのピアストレブルは錆びやすく、海での使用はおすすめしません。
フッ素コーティングフックが海の市場に浸透してこない理由は、「錆びやすさ」が原因のようです。
しかし、フッ素コーティングフックの刺さりやすさは本当に素晴らしいので、ブラックバスなどの淡水の釣りで使用することをおすすめします!
ぼくもブラックバスのルアーはすべてピアストレブルを使っているほど、その信頼度は高いです。
まとめ
検証の結果はあくまでぼくのやり方で出た結果なので、検証方法によっては違う結果が出るかもしれません。
また、もっとも錆びにくいフックが一番優れているのではなく、それぞれのフックの良さを引き出すような使い方をすることが大切だと感じました。
フックは釣りにおいてとても大切なパーツです。
今回の検証結果が皆さんのルアーフィッシングをさらに楽しむためのお手伝いが出来たら幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました!
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予想していたよりも大きな違いが出てビックリですね。バス用のタックルはやはり海で使うのは避けたほうが良さそうなんですかね〜
いつもYouTubeも拝見しております
今回の検証はすごく役に立ちました
シングルフックのおすすめはどこのメーカーでしょうか?
コメントありがとうございます。
シングルフックはプラグ用シングルフックということでよろしいでしょうか?
あまりシングルフックを使い込んだことがないので、わからないというのが正直なところです。
ですがフック全般で個人的によく使っているメーカーはがまかつです。