こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!
現代のルアーフィッシングになくてはならないアイテムの1つがPEライン。
釣りにおいて優れた性能を持つPEラインの登場でルアーフィッシングは大きな変化を遂げ、さらに多くの魚と出会うことが出来るようになりました。
メリットが大きなPEラインですが、一方でデメリットもあり、その一つが「扱いづらさ」。
キャスト時のライントラブルが起こりやすいという一面を持っています。
そこで今回は、PEラインのトラブルを減らす5つの方法をご紹介します!
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PEラインとは
そもそもPEラインとは「ポリエチレンライン」の略称で、細い繊維を4~12本編み込んで一本の糸にしているラインです。
PEラインの特徴は
- 水より比重が軽い
- コシがなくしなやか
- 伸びが少ない
- 直線強度が高い
- 擦れに弱い
ナイロンラインの伸び率が30%くらいなのに対してPEラインは5%ほどとほとんど伸びません。
そして直線強度はナイロンの3倍以上と非常に高い強度を誇り、釣りにおいてとても優秀な性能をもったラインです。
トラブルが多い理由
コシがなくしなやかなPEラインをダルダルにたるんだ状態でリールに巻くことがトラブルの原因です。
ダルダルの状態で巻かれた糸は、キャストの勢いで上の糸よりも先に下の糸が出てしまう「ゴップ」が起こりやすい状態です。。
PEラインのトラブルの多くはこの「ゴップ」。
しかし、ゴップは道具の調整やテクニックである程度防ぐことが出来ます!
ではさっそく、ひとつずつ見ていきましょう!
糸巻き量の最適化
ほとんどのリールには糸巻き量が記載されていて、最大でどれくらい巻けるかが示されています。
糸巻き量は糸を購入する際や糸巻きでとても便利ですが、糸巻き量通りに巻いてしまうと巻きすぎになってしまっている場合があるんです。
糸は共通の単位(号・lb)で販売されていますが、実は同じ号数でも糸の太さが違うことがあります。
リールのメーカーの基準より太い糸であれば、当然巻きすぎです。
最適な糸巻き量は、リールのスプールエッジから1~2㎜くらい少なめに巻くこと。
もしスプールエッジいっぱいまで巻いてしまっているなら少しだけ巻き量を減らしてみてください。
スプールに正しく巻く(ラインテーパー)
スピニングリールはスプールが上下に動くことで糸を均一に巻き取っています。
しかし、このスプールの動きが上か下かどちらかに偏ってしまっている場合、スプールに正しく巻くことが出来ずトラブルを引き起こしやすい状態です。
糸巻き形状はテーパーが付きすぎても逆テーパーになってもトラブルの元。
そうならないために、スプール調節用ワッシャーを使ってスプールを正しい位置に調節しましょう。
スプールを取り外すとスプール座金と呼ばれる部分に黒や白のワッシャーが入っているので、そのワッシャーを抜いたり足したりして調節します。
- 逆テーパーになる場合
ワッシャーを抜いてください。
- テーパーが付きすぎる場合
ワッシャーを足してください。
ワッシャーはリールを買った時の箱の中に入っているはずですが、ない場合はパーツで注文することが出来ます。
また、糸を巻き直す作業は器具がないと難しいので、お近くの釣具屋さんに相談してみましょう。
フェザーリング(サミング)をする
フェザーリングとは、キャストの際に放出される糸にある程度ブレーキをかけ、着水と同時に糸の放出を止めることです。
ベイトリールの場合は「サミング」と呼び、スピニングリールの場合は「フェザーリング」と呼びます。
フェザーリングをすることで余分な糸(糸ふけ)が出るのを防ぐことができ、テンションを張った状態でリールを巻くことができます。
特に風が横や正面から吹いているような状況は糸ふけがとても出やすくトラブルも起こりやすいので、少し強めにフェザーリングを掛けることをおすすめします。
このテクニックはトラブルを減らす効果もありますが、余分な糸が出ないことでアタリが取りやすくなりアワセが効きやすいといい事ばかり!
フェザーリングをしっかり行うことで、ほとんどトラブルは起こらなくなります。どんなときでも常にフェザーリングできるように癖を付けておきましょう!
フェザーリングのやり方
上でも説明しましたが、フェザーリングとはキャストの際の糸の放出に指で少しブレーキを掛けて、着水と同時に糸の出を止めてあげることです。
やり方は簡単で、ルアーの飛行中にスプールの縁(スプールエッジ)に指を添えるだけ。
あまり強く押さえてしまうとルアーが失速してしまうので、軽く添える程度でOKです。
リールを持っている手の人差し指でスプールエッジを押さえたり、もし指が届かない場合ややりにくい場合は反対の手で押さえてもOKです。
糸の押さえ方は人差し指でも中指でも左手を使っても構いません。
大切なのはご自分のやりやすいやり方を見つけることと、無意識でもできるようになるようにクセづけること。
慣れるまでは毎投意識して体に覚えさせるようにしましょう。
ときどき巻きなおす
糸フケが出るのはキャストの際だけではありません。
ルアーのアクションやロッド操作、流れなど糸フケが発生する要素は様々です。
特にショアジギングのリフト&フォールやエギングなどは、糸フケが発生しやすくトラブルが多い釣りです。
そういった釣りでトラブルを防ぐためには10投に1回くらい、糸にテンションを掛けて巻きなおすのが効果的。
たとえフェザーリングをしていても、いつの間にか糸はフワッとした状態で巻き取られています。
それを10投に1回くらい、指でテンションを掛けながらしっかりとスプールに巻き直すことで、トラブルが起こるのを防ぐことが出来ます。
10投というのはあくまで目安で、スプールをチェックしてフワッとしていたら巻きなおしてもいいですし、ルアーチェンジのタイミングや時間を測るなど、ご自分のタイミングで巻きなおしをしてみてください。
少しでもテンションを掛けて巻くことを常に意識する
エギングなど糸フケが出やすい釣りでは特にですが、糸を巻くときは少しでもテンションが掛かるように意識することが大切です。
これはぼくが実践していることですが、たるんだ糸を巻くときに竿を立てながら巻くことで、少なからずテンションを掛けて巻くことが出来ます。
糸を水面にしっかり着けるのも水の抵抗がかかるので効果的。
また小さなことですが、ゆっくり巻くよりも速く巻いたほうが遠心力やガイドの抵抗が増すので、糸フケを回収するときは素早く巻くのもひとつのテクニックです。
トラブルが減らない場合
もし今回ご紹介した5つの方法を試してもトラブルが減らない場合は、糸が劣化している可能性があります。
スピニングリールは構造上どうしても糸がヨレてしまい、使い続けるとヨレはひどくなりトラブルの原因です。
頻繁に糸を交換するのもトラブルを軽減させる一つのコツ。
また、ドラグを必要以上に多用するのも糸がヨレる原因になるので、無駄にドラグを滑らせるのも避けたほうがいいでしょう。
ちなみにぼくは頻繁に新品に巻き替えるタイプ。
高額なPEラインは使わず、比較的安価なラインを頻繁に巻き替えて釣りをしています。
釣行回数にもよりますが、週に3~4回の釣行であればひと月に1回は新品に巻き替えるようにしています。
ぼくが使うPEラインはバークレーのファイヤーライン。独特のコシがあるラインで、一般的なPEラインより擦れに強いのがお気に入りです♪
価格は太さによって違いますが、2000円くらいで購入することが出来ますよ!
まとめ
ライントラブルは小さなことの積み重ねで格段に減らすことが出来ます。
今回の記事で皆さんの釣りがよりよいものになるお手伝いが出来れば幸いです。
最後までお付き合いありがとうございました。
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こんにちは、こないだ書き込んだ初心者です!
早速ブログをありがとうございました!
その後、勉強させていただきワッシャーを入れてテーパーの角度を調整したら今日は全くトラブりませんでした!
色々とありがとうございました!
釣れなくてもトラブらないと楽しいです。笑
今後も掲載を楽しみにしています(^^)