海釣り公園で簡単にタチウオを釣る方法。仕掛けから釣り方まで解説

こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!

ぼくの住んでいる静岡県ではタチウオ釣りが超人気で、船釣りでもおかっぱりでも多くの釣り人がタチウオ釣りを楽しんでいます。

タチウオは釣りの面白さに加えて食べておいしいのも魅力で、塩焼きやてんぷらにした身はふわふわホロホロで口の中でとろける様な食感。

持ち帰れば家族が喜んでくれること間違いなしですね!

今回はそんなタチウオを超簡単な仕掛けで手軽に釣る方法を皆さんにご紹介します。

タチウオとは

世界中の熱帯から温帯にかけて分布する。沿岸域の表層から水深 400m 程度の範囲の泥底近くで群れて生活しているが、時には河口などの汽水域まで入り込むこともある。

産卵期は6-10月。稚魚や幼魚のうちは、甲殻類の浮遊幼生や小さな魚などを食べている。成魚はカミソリのような歯で小魚を食べるが、時にはイカや甲殻類を食べることもある。ただし貝やエビなど硬い殻を持つものは一切口にしないことから、漁師たちは「タチウオは歯を大事にする」と言い習わしてきた。この鋭い歯は、人の皮膚も容易に切り裂くため、生きているタチウオを扱うときには手袋などをして身を守る事が推奨される。

成魚と幼魚とは逆の行動パターンを持ち、成魚は夜間は深所にいて日中は上方に移動し、特に朝夕は水面近くまで群れて採餌をするが、幼魚は日中は泥底の上 100m ほどの場所で群れていて、夜になると上方へ移動する。

潮流が穏やかな場所では頭を海面に向けて立ち泳ぎすることがある。場所によってはこの立ち泳ぎが群れになる事がある。これは、潮流によってタチウオが一箇所に流されて来たという説と、敵から逃げる際に体に当たる光を目晦ましにするためという説がある。潮流が早い場所では立ち泳ぎが出来ないため、この光景は見られない。

引用:Wikipedia

とても身近な魚であるタチウオですが、実は深海魚と言ってもいいほど深い場所に生息している魚です。

昼間は深海に生息し夜になるとエサを求めて浅場に上がってくるため、岸からでも釣れるようになります。

タチウオ釣りが夜釣りメインなのはこのためです。

(東京湾のタチウオ釣りは日中でも浅場で釣れます。)

タチウオ釣りの一般的な仕掛け

タチウオを岸から釣るための仕掛けでもっとも一般的なのはウキ釣りです。

電気ウキと呼ばれる電池式の光るウキを使い、タチウオを誘うための水中ライトやケミホタル、そしてキビナゴやサンマの切り身といった身エサを付ける釣り方です。

真っ暗な海にぼんやりと光る電気ウキを眺めながらアタリを待つとても楽しい釣ですが、仕掛けのセットがめんどくさいのがネックです。

一言で電気ウキ釣りといっても必要なのは電気ウキだけではありません。

電気ウキを接続するためのシモリペットやウキ止め糸・カラマン棒・スイベル・ハリス・オモリ・・・などなど。

実は電気ウキ釣りってとても敷居が高い釣りなんです。

手軽で簡単な仕掛け

一般的なタチウオ釣りは電気ウキ釣りですが、電気ウキでなくてもタチウオは狙うことができます。

しかも超簡単な仕掛けで手軽に狙うことができるので、初心者やエサ釣りをやらないルアー釣り師にもおすすめの釣り方です。

それが「ノーシンカー」とぼくが呼んでいる釣り方。

簡単に説明すると、ウキもオモリも付けない仕掛けで、必要な小物が少なくセッティングが簡単なことが特徴です。

仕掛けの全体像がこれ

この仕掛けに必要なものは「ハリ」と「」と「水中ライト」の3つだけ。

ね!簡単でしょ?

必要な小物をそれぞれ解説していきます。

水中ライト

ノーシンカーと言えど重さが全くなかったら飛ばすことができませんし、真っ暗な海の中でタチウオにエサを発見してもらうためのアピール力が必要です。

そのために水中ライトを取り付けてオモリとアピール力をプラスします。

単三、単四電池を使用するものや船釣で使われるような大きな水中ライトでは沈むのが速すぎるため、ノーシンカーの釣りには不向きです。

ノーシンカーの仕掛けには小型の水中ライトがおすすめ。

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ぼくらが使っているのはキザクラの水中ライト。

小型で適度な重さがあるためライトソルトルアーロッドやトラウトロッドでも扱いやすく、沈むスピードがゆっくりでノーシンカータチウオにぴったりの水中ライトです。

水中ライトには光の色や光り方のパターンに種類があります。

どの色が釣れるというのはあまりないので、ご自分の好きなカラーを選んでいただければOKです。

ちなみにぼくはレインボーに光るタイプを使っています。

ハリ

釣具屋の店頭にはタチウオ専用のハリが陳列されていますが、どのハリでもいいわけではありません。

キビナゴやサンマの切り身など、使うエサによって針を使い分ける必要があります。

キビナゴエサの場合

ぼくらがキビナゴをエサにする際に使っているのが「波止カマス」というがまかつ社製のハリ。

これまでタチウオ釣りをしてきて、このハリがキビナゴにベストマッチだと感じています。

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管付きで結びやすく刺さりもいいのが特徴。

近くの釣具屋さんに置いてなかったら注文して取り寄せてもらいましょう!

サンマの切り身エサ

サンマの切り身を使用する場合のハリは、少し大きめで細長いハリです。

エサが大きいため、それに合わせてハリも大きめにすることでハリ掛かりがよくなります。

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中でもフッ素コートのハリは表面の滑りが良くハリ掛かりが抜群にいいため、ハリを購入する際はフッ素コートを選ぶことをおすすめします。

糸・ハリス

タチウオ釣りのハリスは4号前後がおすすめ。

タチウオはとても鋭い歯を持っているため、細い糸では太刀打ちすることができません。

かといって太くしすぎたりワイヤーを使ってしまうとタチウオに見破られて食いが悪くなってしまいます。

4号前後がバランスが良く快適に釣りを楽しむことができるハリスです。

竿とリール

ノーシンカータチウオ釣りに専用の竿はありません。

どんな竿でもノーシンカーを楽しむことができますが、硬さや長さなどのある程度の条件があります。

メバルロッド・アジングロッド・トラウトロッド・ライトクラスのバスロッド・2.7~3.6m磯竿などがおすすめなところ。

短めで軽い仕掛けを扱いやすい竿であればなんでもOKです(笑)

リールは小型のスピニングリールに道糸(メインライン)はPEライン・ナイロンラインどちらでも問題ありませんが、できれば細めが扱いやすいです。

PEラインであれば0.3~1.0号、ナイロンラインであれば1~2号くらいがおすすめのところ。

釣り方

ノーシンカータチウオの釣り方はとても簡単。

投げる

沈める

仕掛けを持ち上げる

沈める

仕掛けを持ち上げる

の繰り返し。

ノーシンカータチウオは一般的なエサ釣りのように待つのではなく、探っていく攻めの釣りです。

水面付近から中層くらいまでをゆっくりを漂わせるような感覚で仕掛けを泳がせていきます。

夜釣りは沈んでいく水中ライトを目視することができるので、沈むスピードや水深を確認してください。

仕掛けを底の方まで沈めすぎてしまうのはNG。

タチウオは基本的に上を向いて泳いでいるので、深く沈めてしまうとタチウオが気付かないばかりか根掛かりしてしまうこともあります。

水深の真ん中から上を探るようにするのがノーシンカータチウオ釣りのコツです。

 

ノーシンカータチウオはとても手軽で簡単にタチウオ釣りを楽しむことができるので、ぜひ挑戦してみてください。

釣りガールもノーシンカーでタチウオをゲットしていましたよ!

焼津港ふぃしゅーなでタチウオが好調!足元でヒット連発!

5 件のコメント

  • 六畳一間の狼 様
    お疲れ様です。
    Mです。

    今回も面白い記事を
    ありがとうございます。

    でも、何よりも面白いのが
    この若者たちが 自分の素材 の
    生かし方を大切にして、
    自分の本音に
    正直に生きていることです。

    僕も一応、組織で働いていますが
    今だに自分がやりたいことが
    何か見つからず、焦る毎日です。
    正直、彼らが羨ましいです。

    確かに、大抵の方は好きな仕事を
    しているわけでもなく、
    それを趣味でストレス発散したり
    飲み屋で愚痴を吐いて
    寂しさを紛らわしていたり
    するものです。

    今だに日本は学歴社会
    だったりしますが、誰もが
    生まれ持って、
    一人一人素晴らしい個性と
    素材を持っているのです。

    比較するのは勿体無いです。

    綺麗事かもしれませんが、
    この釣りをする若者を見て
    是非、もっと自分に正直に
    生きてみた方が幸せかも
    しれないと考えてみて下さい。

    今回も参考になりました。
    内容も良いけれど、自分への
    素直さが素敵です。
    今後ともよろしくお願い致します。

  • 追記

    降りてきた言葉を
    そのままコメントした為、
    釣りの内容でも無く、
    また、一部読みにくい部分が
    含まれますが、お許し下さい。

  • 六畳一間の狼 様

    ブログとYouTube,いつも楽しみにしています。

    昨日、焼津港でこの水中ライトでのノーシンカー釣りやってきました。

    残念ながら釣れませんでしたが、またやってみようと思っています。

    釣り場に全然人がいなかったので歩きながら広範囲を探ってみましたが、

    ある程度釣り場を決めて粘ったほうか結果が出やすいでしょうか?

    それとキャストしてそのまま何秒か様子見て、底につく前までに

    回収して再キャスト、というやり方をしてみましたが

    その方法でいいでしょうか。

    • コメントありがとうございます。
      結果が出なかったのは残念ですが、タチウオの回遊さえあればかなり強い釣法なのであきらめずに頑張ってください。
      釣り場は広範囲を歩いても一か所で粘ってもどちらでもいいですが、タチウオが回遊してきやすい常夜灯周辺をやるのがおすすめです。
      キャストして中層まで沈めたら竿で仕掛けを持ち上げて再び沈める、底に着く前に持ち上げる、再び沈めるの繰り返しでOK。
      沈んでいく水中ライトを眺めながら、水中ライトが見えなくなったら持ち上げるといった感じで足元まで探ってみてください。

      • 返信ありがとうございます。

        竿で持ち上げるんですね。
        なんとなくイメージが沸きました。

        また週末にやってみようと思います。

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