こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!
ルアーフィッシングにおいてルアーの飛距離はとても大切です。
遠くに飛べば飛ぶほど魚と出会うチャンスは増えますし、ポイントにルアーが届かないと釣れない状況も多々あります。
そこで今回はキャスティングの飛距離を伸ばすためのコツを皆さんにご紹介します。
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釣りジャック 駿河の黒豹
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YouTubeチャンネル「釣りジャック」はご存知でしょうか?
釣り具メーカーJacksonのスタッフである二人がまるでお笑いのような掛け合いをしながら釣りをする面白釣りチャンネル。
その釣りジャックのメインキャラクターである黒豹こと井熊さんのキャストは、ぼくら一般アングラーと比べて異次元の飛距離を叩き出しています。
飛び過ぎダニエルオリンピックではデモンストレーションのキャスティングで120mを超えるキャストを見せ、実際の釣りではギャロップロングキャストを150m近くぶっ飛ばしている超凄腕アングラーです。
その井熊さんがキャスティングの飛距離を伸ばすコツをわかりやすく解説してくれています!
飛距離を伸ばす6つのコツ
こちらが井熊さんが解説している動画。
それでは飛距離を伸ばす方法をひとつずつ見ていきましょう!
リールシートの握り方
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皆さん、リールはどのように握っていますか?
リールは中指と薬指の間でリールの足を挟むのが一般的と言われていますが、それはあくまで基本。
井熊さんは薬指と小指の間でリールの足を挟んでいます。
このように握ることでロッドのフロント部分を指4本でしっかりとホールドすることができ、グリップの安定感が増すとのこと。
グリップをしっかりと握ることができないと、キャストの力が逃げてしまったりルアーがブレて飛距離が落ちてしまいますからね。
垂らしの長さと結束部分
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ルアーを遠投しようと思ったら垂らしの長さがとても大切になってきます。
井熊さんの場合は40gのギャロップアシストロングキャストを投げる際の垂らしは竿先からバットガイド(一番下のガイド)の長さと同じくらいにしているようです。
重たいメタルジグをキャストする際、しっかりと竿を曲げこまないと100mを超える大遠投はできません。
竿をしっかりと曲げこむためにはある程度長めに垂らしを取ってキャストすることが大切です。
井熊さんの垂らしはバットガイドまでと同じくらいの長さですが、すべての人が同じくらいの長さを取ればいいというものではありません。
お手持ちの竿と使うルアーの重さ、体力によって垂らしの長さを変えて、ちょうどいい長さを探す必要があります。
垂らしの長さの調整の基本は簡単。
軽いルアーほど垂らしを短く、重いルアーほど垂らしを長く。
井熊さんの垂らしの長さを基準にしながらご自分タックルにベストな垂らしの長さを探してみてください。
また、キャストの際にリーダーの結束部分が竿の先端から出ていることも重要です。
結び目がガイドに入っているとキャストの瞬間に絡んでしまうことがあるので、必ずガイドの外に出す、または外に出せる長さにしておきましょう。
後ろに振りかぶって前に出すタイミング
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100mを超えるような超ロングキャストをするためには普通のキャストとは少し違ったキャスティング方法「ペンデュラムキャスト」が有効です。
実際、井熊さんもペンデュラムキャストを使い飛距離を稼いでいます。
ペンデュラムキャストとはルアーを振り子のようにスイングさせて、竿にもっとも力がかかった瞬間にキャストのモーションに入るというもの。
ペンデュラムキャストはキャストのモーションに入るタイミングがとても大切で、そのタイミングを外れてしまうと竿に力が掛かりきらず飛距離を出すことが難しくなってしまいます。
タイミングの取り方はルアーを後ろに構えて前後に振り、ルアーが一番後ろに下がったくらいの時にロッドに「クンっ」と重みが乗る瞬間があります。
キャスティングのモーションに入るのはその瞬間!
クンっと重みが乗ったところがロッドに一番ルアーの重さを乗せられるタイミング。
何度も練習して「クンっ」と重みが乗るタイミングを体に覚えさせましょう!
指を離すタイミング
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ペンデュラムキャストで最高のタイミングでキャストモーションに入っても、指をラインから離すタイミングがズレてしまっては、せっかくの力が無駄になり飛距離を稼ぐことはできません。
指を離すタイミングは、指先に一番力が掛かったタイミングです。
言葉で言うと簡単なのですが、キャストは一瞬のことなので指先に掛かる重さを意識して投げるのは難しいはず。
キャストのタイミングは言葉で理解するよりも体に覚えさせるのが一番!
いいタイミングに調整する基準としては、指を離すタイミングが早いとフライ気味(ルアーの軌道が上すぎる)になり、離すタイミングが遅いとライナー(ルアーの軌道が低すぎる)のなります。
ルアーの軌道は高すぎても低すぎても飛距離を稼ぐことはできません。
もっとも飛距離を稼ぐことができる角度は30~45°と言われています。
何度もキャストを繰り返し、ベストなタイミングを感覚で掴みましょう!
竿のエンドを引き込む
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ルアーを大遠投するためのキャスティングにおいて、ロッドを上手に振ることも非常に重要です。
ロッドを振る際、よりティップ(先端)を早く振るために、テコの原理を利用することでより早く振ることができます。
- 支点:リールシートを握る手
- 力点:エンドを持つ手
- 作用点:ルアー(ロッドの先端)
リールシートを握っている手を支点にし、グリップエンド(竿の下の握り)を手前に引き込むようにすることで、ロッドをより早くスイングさせることができます。
テコの原理を最大限利用するためにエンドを引き込む引手がもっとも大切なポイントです。
しかし、支点となるリールを持つ手は全く動かさないわけではありません。
支点となる手を押しつつエンドの手を手前に引き付けることで、さらにロッドを素早くスイングすることができます。
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より遠くに飛ばす投げ方とは「押しながら引く」ということです!
腰を前に送り込む
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野球のピッチングをイメージしてください。
より速い球を投げようと思ったら腕の力だけではなく、足を一歩前に踏み出し腰の回転を使って投げる必要があると思います。
釣りのキャスティングも同じ!!
腕の力だけではなく腰の回転も利用して投げることで、さらなる飛距離を出すことが可能です!
腰の回転を使って投げる方法は、ルアーを後ろに持ってきたときに、一緒に腰も捻ります。
そして、キャスティングモーションに入る瞬間にグンッと腰のひねりを戻しながらキャスティングをします。
イメージは腰のひねりで生まれたパワーがお腹を通り肩を抜けて腕を伝ってロッドに伝わるような感覚。
腰の力がしっかりと竿に伝わると、いつも以上にロッドにルアーの重みを感じ、飛距離も伸びているはずです。
腰の回転を活かして投げるには、野球のピッチングと同じようにとにかく練習が必要。
動画の井熊さんのキャストをぜひ参考に練習してみてくださいね!
美しいキャスト
ぼくが今まで釣りをしてきた中で、井熊さんのキャストは本当に無駄がなく美しいフォームなので、最高のお手本になってくれます。
それでは井熊さんのキャスティングをコマ送りで見ていきましょう。
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全く無駄がなくキャスティングの教科書のような美しいキャスト。
一朝一夕でできるキャスティングではありませんが、練習することで井熊さんのレベルまで到達することは不可能ではありません。
まとめ
キャスティングは釣りにおいてとても大切な要素で、飛距離は魚との出会いの確立に大きく関係します。
この記事と動画を参考にキャスティングの練習をしてみてはいかがでしょうか?
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一朝一夕○
ご指摘ありがとうございます!
訂正させていただきました。