RicordoのNewモデル「Deto10.0」のコンセプトについて詳しく解説

Newモデル「Deto10.0」

最初にリリースされたDeto90に続く二番目のモデルがDeto10.0(ディートテン)。

今までの90はかなり許容範囲の広いロッドでフィネスから重めのルアーまで扱いやすいロッドでした。

でもそんな90でも対応しきれない重たいルアーや、対応しにくかった荒れた状況でも快適に使えるロッドが欲しいという想いから生まれたのがDeto10.0。

具体的には30グラム以上のロングシンペンやメタルジグ、飛びキングなどのジグミノーなどを快適にロングキャストできるロッドパワー。

また、荒れていて波が高く力強い時でもしっかりと波を切れるハリと長さ。

90のフィネス要素を削ぎ落とし、ヘビーな方向にスペックを全振りしたセッティングです。

ティップでを使った細かい操作より、リーリングを中心とした巻きの釣りが得意なロッドといえます。

ただ、Deto90譲りの高い操作性は健在で、10センチクラスのミノーでも繊細に操作できる性能も持ち合わせているのがすごいところ。

使いどころ

Deto10.0は重たいルアーを中心に使いたいタイミングやポイントが遠く遠投が必要とされる時。

また、海が荒れていて短いロッドでは釣りにくいタイミングが使い所です。

沖の馬の背やブレイクまでとどかせたい!

30グラム以上のルアーじゃないと流されてしまう!

風が強くて軽いルアーじゃ話にならない!

といった今までDeto90ではカバーしきれなかった状況が使い所です。

静岡県の遠州灘では冬場、横からの西風が多く釣りにくい日が多いです。

冬は大型のヒラメが狙えるシーズンですが、風との戦いでもあるためDeto10.0の出番はかなり多いでしょう。

使用ルアーの想定

Deto10.0の使用ルアーの想定はかっ飛び棒やウェッジのようなヘビーシンキングペンシルや、14センチ以上のビッグミノー、大きめのメタルバイブレーション、メタルジグなど。

Deto90で使いにくかった30グラム以上のルアーを快適に使用することを狙ったロッドです。

ただ、Deto90譲りの高い操作性により、15グラムほどのルアーでも快適にキャストし操作することができます。

快適に使用できるルアーの範囲がDeto90は7〜30グラムなのに対して、Deto10.0は15〜45グラムほど。

普段から重めのルアーしか投げないというアングラーはDeto10.0の方が合っているかもしれません。

使用ラインの想定

Deto10.0は重量級ルアーの操作に重きを置いているため、使用するラインの想定も90より少し太めです。

大体1.0〜1.5号で使いやすいガイドセッティングになっています。

Deto90が0.8号を中心としたガイドセッティングだったのに対して、1ランク太いラインセッティングです。

ぼくの場合、普段は1.0号を使用して、大型の青物が回遊している場合は1.5号を使用して釣りをしています。

ガイドセッティング

Deto10.0では90のようなバットから小口径のガイドセッティングは採用しませんでした。

テストを繰り返すうちに、どうしてもDeto10.0のコンセプトとガイドが合わないと判断したためです。

ティップは今まで通りの小口径セッティングですが、Deto10.0ではバットガイドをダブルフットとし、よりヘビーな使用に耐えうるRVガイドを採用しました。

ガイド径も90と比べてかなり大きく設定したことで、1.5号のPEラインでもしっかりと抜けてルアーを飛ばしてくれます。

バットガイドの上のガイドからはDetoシリーズのコンセプト通りの小口径ガイドセッティング。

ヘビーロッドで太糸を使用する前提でありながら、繊細で高い操作性を実現しています。

今までの10フィートクラスのサーフロッドを使ってきたアングラーの方は、きっと驚くはず。

そう言い切れるほどの高い操作感のロッドとなりました。

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