こんにちは!六畳一間の狼のSUUです!
PEラインには大きく分けて4本撚りと8本撚りがあるのはご存知でしょうか?
一昔前は4本撚りが主流でしたが、今では8本撚りも多くのメーカーが採用しています。
しかし、ぼくは8本撚りのPEラインは全く使いません。
今回はぼくが8本撚りを使わない理由をご紹介します!
PEラインとは
PEラインの基本的な特徴は
- 高い直線強度(ナイロンの約3倍)
- 伸びが5%ほどと少ない(ナイロンが約30%ほど)
- ナイロン・フロロカーボンと比べて擦れに弱い
PEラインは撚糸(よりいと)と呼ばれ、PE(ポリエチレン)の細い繊維を編み込み一本にしているラインです。
その繊維を編み込む本数が4本か8本で使用感や特徴が少し変わってきます。
8本撚りを使わない理由を説明するために、ぼくが4本撚りを選ぶ理由を4本撚りが優れている点をあげて紹介していきます。
4本撚りが優れている点
擦れに強い
もともと擦れに弱いPEラインですが、4本撚りの方が擦れに強いです。
8本撚りは4本撚りと比べて一本一本の繊維が細いため、軽く擦れただけでも繊維が切れてしまいます。
4本撚りは一本一本の繊維が8本撚りよりも太いので擦れても繊維が完全に断裂せずに堪えてくれることがあります。
若干の差ですが、この差で魚が捕れる捕れないに関わる可能性があるのではないでしょうか。
また8本撚りは4本撚りと比べて少し耐久性が低いと感じています。
弱いダメージでも繊維が切れてしまうので、早い段階でケバケバに毛羽立ってしまいパフォーマンスを発揮できなくなってしまいます。
水を吸いにくい
PEラインは吸水性が全くないという特徴がありますが、吸水性がないのはポリエチレンという素材の話でPEラインとなると話は別です。
撚糸であるPEラインは繊維を編み込んでいるので、繊維の隙間に水が入り込み水を吸っている状態になります。
繊維が多い8本撚りは4本撚りよりも隙間が多いので、多くの水が入り込んでしまいます。
そもそも水を吸うと何が良くないのかというと、投げたとき飛距離が落ちてしまうことです。
キャストした時のラインの動きを思い浮かべてみてください。
リールから螺旋状に伸びていくラインは、時折ブランクにぶつかりながらガイドのリングを通って放出されていきます。
その時にPEラインが水を吸っていると、ブランクにペタペタと張り付いたり、ガイドを通る時の抵抗が増えてしまいます。
結果、知らず知らずのうちに飛距離が落ちてしまっているのです。
雨の中釣りをしたことがある人は経験があると思いますが、ロッドが濡れているとラインがロッドに張り付いて飛距離が落ちてしまうことがあると思います。
大げさに言うと、8本撚りはそれが日常的に起こっているようなものです。
より水を吸いにくい4本撚りの方が、飛距離が落ちにくく安定した飛距離を出しやすいといえます!
ただし、新品のPEラインの場合は大きな差はありません。PEラインの表面にコーティングがされているので、吸水性が抑えられています。
また使うロッドによって差が出たり、PEラインのコーティングスプレーを使うことである程度予防することもできるので、必ずしも絶対に飛距離が落ちるわけではありません。
扱いやすい
8本撚りのPEラインは4本撚りよりも柔らかくしなやかという特徴があります。
一般的に腰が強いラインよりも柔らかいラインの方が扱いやすいと思われがちですが、実際は少し腰のあるラインのほうが扱いやすいのです。
柔らかいラインはちょっとした糸フケやたるみが出ると不意にロッドに巻き付いたりガイドに絡んだりします。
さらに向かい風の状況ではロッドティップへの絡みは起こりやすく、糸ふけが出やすいエギングでの絡みやすさは顕著です。
製品によって差はありますが、4本撚りのほうが腰が強いことが多くトラブルが少なく扱いやすいです。
価格が安い
PEラインは4本撚りの方が安価で、お財布にやさしいという特徴があります。
特に近年は技術の進歩とともにPEラインの価格が下がってきたので、手軽にPEラインを巻くことができます。
しかし8本撚りは製造に手間がかかるのか、少し高価なものがほとんどです。
まとめ
以上がぼくが8本撚りを使わない理由です!
高いお金出してトラブルが増えてしまっては元も子もないですからね。
ただし、製品によっては今回の記事に当てはまらないラインもあり、使いやすい8本撚りPEラインもあると思います。
釣りによっては8本撚りが優れている場合もあるので、それぞれの特徴を活かせる釣りで使うことが大切です。
近年は6本撚りや12本撚りなども発売されているので、様々なラインを使ってご自分にぴったりのラインを探してみてください。
最後までお付き合いありがとうございました!
皆さんのフィッシングライフがより良いものになるお手伝いができれば幸いです。
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